最近、リーディングの依頼が増えてきていますが
亡くなった方のリーデイングの依頼も多くなりました。
今回は、ある友人を亡くされた方のリーディングをさせてもらいました。
最近、闘病の末、亡くなったとのことでした。
亡くなった方へのリーディングは、亡くなってすぐにすることができません。
というのも、49日間かけてあの世に逝くため
それ以前は、まだ成仏しないからです。
今回は、49日供養が終わってからすぐにリーディングをしました。
まずは成仏しているかを確認するのですが、まだ上がっていなかったのです。
依頼の方の話を聞くと、通夜もお葬式もなく、火葬のみだったとのことでした。
それを聞いて驚きました。
色々事情はあるかと思いますが、さすがに故人をあの世におくりだすために
お葬式はとても重要な儀式なのです。
私もお葬式のことについて改めて学び直して分かったことですが
この世から縁を切り、あの世に逝くために行なわなければならない儀式だということ。
この世にはお葬式をしても成仏をしてない霊はたくさんいます。
いわゆる未成仏霊ですが、ずっとあの世に逝くこともなく
この世に彷徨い続けることになるのですが、
それが色んな霊現象(霊障)を引き起こすのです。
なぜ亡くなった人が成仏できないかというと、
この世にまだ未練や執着、怨念などがあるからです。
今回リーディングした故人は、未練というよりかはどちらかというと
やりきれない思いや悔しい思いが怨念のようになっていました。
闘病中の苦しい思い、寂しい気持ちが視えてきました。
とても辛い辛い思いで最後は亡くなっていった。
視えてるくるもは、あまりにも壮絶すぎて苦しくなり
何か心につき刺さるものを感じました。
このままこの世にとどまることないように、浄霊を行い
あの世の光へと送りました。(浄霊=成仏させること)
あの世に逝った故人にリーディングしその友人へのメッセージを聞くと
「一番の理解者だった、ありがとう。」と
涙が滲み心がいっぱいになりました。
短いメッセージの中にも、友人への精一杯の愛情を感じました。
故人とのリーディングは、様々な思いが錯綜しますが
メッセージはこんなにも愛と感謝で満ち溢れているとは。
その思いを伝えることで救われる人はいるだと思います。
なんとも不思議な感覚ではありましたが
紛れもなく、素晴らしい体験をさせてもらったと思います。
故人を偲びながらも、その方が前に進んでいけるように
導いてあげることができたのであれば、よかったなと思います。