今、朝ドラで放送中の「半分、青い」では
主人公が片耳が全く聞こえないの子の人生を描いたものですが
私も実は半分、耳が聞こえない子でした。
主人公は、幼い時におたふく風邪になってしまったことが発端で
ムンプス難聴になり、聴力を失くしてしまっていました。
私は、中耳炎が影響で片耳が聞こえなくなってしまいましたが
2回の手術をえて、全く聞こえない状態から、半分聞こえる状態に戻ることができました。
片耳聞こえなくても生きてはいけるから、
もう大丈夫だろうと、諦めていたのですが、、
主治医の先生の勧めで、手術した結果、奇跡的に聞こえるようになりました。
それでも、通常のレベルの聴力までには戻ってないですが
ほとんど聞こえていない状態から、聞こえるようになったは、それだけでも凄いことです。
手術をして、私を支えてくれた先生方に感謝しています。
聞こえるようになった時に思ったことは、
「聞こえる」ことって本当にすごいことなんだと痛感しました。
片耳が聞こえないと意外と不自由なこともたくさんあります。
ドラマでも、そういうところもきちんと描かれていて、自分のことのようにジーンと心に響きます。
すごく素敵なセリフがあったのですが
まだ、小さい頃の主人公が雨の日に傘をさして言った言葉ですが
「右耳だけ雨が降ってる」と言って、聞こえない左耳はもちろん雨音を聞くこと
できなかったのですが、お母さんが「左耳は晴れやね。」と。
聞こえないねというのではなくて、「晴れてるんだね。」と表現したことが
とても素敵だなと思いました。
聞こえないと暗闇にしか思えないのに、晴れてるんだと思うことで心が明るくなります。
言葉一つで、救われることも多々あります。
私もそういう風に思えればもっと楽だったんじゃないかと。
辛い辛いと思うよりも、そのものを受け止め、良いものとして捉えていくことが
人生を明るくしていくのだと思います。
鑑定師としても、そういう言葉を発せられるようになっていきたいと思います。